この度、株式会社結城事務所の新規事業として、「ラインコネクト」をスタートいたしました。「ラインコネクト」は、数々の専門家とチャットでつながる会員制のコネクトサービスです。
日本の人口の70%以上が利用しているLINEを使用し、経営ビジョンである「一家に一人、一法人に一人、専門家を」の実現に向けて取り組みを進めます。
地域に根ざす法人に恩返しをしたい。地域産業と地域医療の発展に寄与するために
株式会社結城事務所は2020年6月のコロナ禍の最中に創業致しました。地域に根差す中小企業や医療法人が危機に瀕している今こそ恩返しする機会と考えたからです。私自身、人生において様々な挫折や成功、失敗や挑戦を繰り返して生きてきました。そこでふと思ったのが、自分自身が育った環境をそのままにして大企業に勤め一生を終えていいのだろうか・・・という思いでした。
地域で育てられ、勉学に勤しみ、暖かい家族に育てられ、ほとんどの方が大企業や公務員を目指します。その結果、地域を支える企業は人材不足に陥り、苦しい経営を余儀なくされていたりしていることを目の当たりにしました。ここにあの人材がいれば、ここにあの情報があれば「地方は変わる」と確信したのです。
経営理念「地域産業と地域医療 その発展に寄与すること」。経営ビジョン「一家に一人、一法人に一人、専門家を」。これはそこから生まれました。この思いはこれから先もずっと変わらぬ指針であり、取り組む社会問題だと思っています。
地域からも気軽に本当の専門家にアクセスできる「ラインコネクト」
ラインコネクトは、数々の専門家とチャットで繋がる会員制のコネクトサービスです。
「周りに聞ける人がいない」「ネットで検索ばかりしている」「気軽に専門家に相談してみたい」という方と専門家を繋ぎます。
実はラインコネクトを思いついたのは2023年3月で、着手したのは2023年4月です。
ずっと専門家とのコネクトをイメージしながら事業拡大していく中で感じたことが、会議で議論になったのです。
様々なチャットサービスは世の中にあるけども本当に専門家に相談できている実感はあるだろうか?AIチャットツールで感動したことはあるだろうか?
普段困難な相談事に対応している我々専門家の一言で救われる方は、もっといるのではないだろうか?
そんな話し合いがあったのが、毎週やっている朝5時の定例役員オンラインミーティングでした。
専門家に相談する垣根をなくしていく、そしてたくさんの人が利用できる状態にする、そして本当の専門家にアクセスできるようにすることなど、障害は様々ありました。
しかし完璧なものなどこの世に存在しないという思いで、リリースを急ぐ決断をしました。まずは顧問先企業の社員さんやグループ会社の顧客が中心となりますが、サービスを開始しています。
専門家集団による「ラインコネクト」の開発。AIではなく人が関わるサービスにこだわる理由
全ての事業が専門家集団の開発です。
そう捉えるとこのラインコネクトはその隙間を埋めるピースであり、重要なきっかけとなると感じています。
個人家庭では日々悪戦苦闘し、忙しい日々を送っています。
そんな中でTVやネット情報を鵜呑みにしてしまったり、偏った専門家の意見を信じすぎてしまったりします。これが法人であれば、さらに影響が大きかったりします。AI化が進めば進むほど、人々は本当の情報に迷います。
だからこそ人が関わる、人がサポートする、人が見えるサービスが必要なのではないかなと思っています。
結城事務所が主体となって運営するコネクトグループには、ファイナンシャルプランナー、事業承継マスター、宅地建物取引士、看護師、薬剤師、保育士、教員、キャリアコンサルタント、ブレインアナリスト、健康経営アドバイザーなど、様々な資格を持つ専門家が集結しています。
私たちは気になることがあれば、社内でその分野を得意とする専門家に気軽に相談し、解決できます。しかし、弊社のように多分野の専門家が集まる会社ばかりではありませんし、会社に所属していないフリーランスの方々や、産休育休中のママの場合は特に、気軽に相談できる人すらいないことも多々あります。
そんな時、専門知識のある私たちと繋がり、気軽に相談できるサービスがあれば救われる方がいるかもしれない。
こうして、現代のコミュニケーションツールとして主流になっているLINEを用いたチャットサービスを企画しました。
各社員の持つ専門性で、より多くの人を救うことができる可能性がある。開発には前向きな発言が多く、社内で企画を共有してから着手まではスムーズに進みました。
開発にかけた期間は、約1ヶ月。「できるだけ早くリリースして必要な方に届けたい」という思いから、急ピッチで準備を進めました。
開発する中で最も頭を悩ませたのは、「お客様の相談内容にマッチする専門家を最短でコネクトするには」という部分でした。というのも、一人の専門家が受けられる相談内容が、多岐に渡りすぎてまとめきれなかったためです。
そんな時、社内での「相談したい人を選ぶ方法はどうか?」という提案から、お悩みの内容をカテゴリから選んで相談する流れと、専門家を選んで相談する流れの2つを構築することにしました。
リリース後、顧問先企業の社員さんやグループ会社のお客様へご案内したところ、たくさんの方に興味を示していただきました。また、企業からのお問い合わせも多数いただいており、ラインコネクトへの関心の高さが伺えます。
ライバルは「ドラえもん」。一家に一人、一法人に一人、専門家がいることで実現される未来
これは毎月の会議で社長メッセージとして、創業以来何度も何度も唱えてきました。
「ドラえもんがいたらどんな世の中にできるだろう」
「ドラえもんを作れたらどんな世界になるだろう」
「ドラえもんになれたらどんなことができるだろう」
コネクトグループは、そんな想いに共感した有資格者のみが在籍する専門家集団です。
経営ビジョンは「一家に一人、一法人に一人、専門家を」。
ラインコネクトのリリースは、このビジョンを実現するための通過点に過ぎません。
私たちはこれからも地域産業と地域医療の発展に寄与するため、サービスを提供し続けます。
いつの日か、ライバルであるドラえもんと肩を並べる企業を目指して。